大学で上京し、卒業後は大手アパレルで約4年間勤務しました。5歳からずっと空手一筋で表参道をジャージで歩くようなタイプだったんですが、兄が連れて行ってくれたブランドのスタッフさんが素晴らしい方で。いいものはいいと言ってくれ、アフターケアもしっかりしていて、服を通して喜んでもらうことを徹底している方だったんです。その出会いがきっかけでファッション業界に飛び込みました。

実家の事情で一度静岡に戻りましたが、再び上京したときに「やりたいことをやろう」と思って再度ファッション業界に。何社かお話をいただいた中で、お客さまのライフスタイルに溶け込む自信を持っておすすめできるブランドであること、採用担当の中尾さんが丁寧に面接のフィードバックをしてくれたことが理由でBRIEFINGを展開するユニオンゲートグループに決めました。

サブ店長を経て店長になったこともあり、最終的な判断を下す立場としての責任の重さを感じてます。店長は数字管理と人のマネジメントが大きな役割。人間関係が良くないとお客さまにも空気が伝わり、結果的に売上にも響くと思っているので、関係性の構築と人間力を高めることを重視しています。チームの雰囲気が悪いとお互いに能力を発揮できないですし、意見を出し合って尊重し合うことで次の成功が見えてくると思うんです。

そのためにスタッフ一人ひとりとできるだけ密にコミュニケーションをとるようにしています。相手を知るには自分の情報を積極的に伝えないと信頼してもらえないですし、職場が「一緒の空間にいられて楽しい」「話せることで安心できる」、そんなコミュニケーションの場としても機能していたら僕もうれしいですね。

目立ちたがりなので会社の人全員に自分のことを知ってもらいたくて、張り切ってコーディネート投稿を続けていたら、本社や他店舗のスタッフに声をかけられる機会が増えたんです。だから当初は販売促進にまつわる業務への関心が高かったのですが、店長を経験した今はスタッフの育成に興味が湧いています。

BRIEFINGは、スペックはもちろん、ものづくりへのこだわりやストーリーが詰まったブランド。入社して初めて店頭に立つスタッフが不安を感じず自信を持って接客に臨めるよう、研修制度の充実を図るなど、BRIEFING全店舗スタッフのホスピタリティを底上げする役割を担える人物になることが目標です。自己成長を続けながら、みんなと同じ目線でものごとを考えて、同じ矢印を目指して進める環境をつくっていきたいと思っています。

BRIEFING バックパック
デニム風の素材感や色合いが気に入って愛用しているバックパックです。25周年記念の限定アイテムで、ちょうどこの年は異動があったり、リニューアルする店舗を任されたり、自分にとってもいろいろ転機があったので、使い始めて1年ほどですがすごく愛着があります。シンプルだけど内側は使い勝手の良い構造になっていて、再生産されないため使い込めば一点物のような味わいが楽しめるところにも惚れました。

スケルトンの腕時計、ペン
だいぶ年季が入ってますが、スケルトンのG-SHOCKは着けてると落ち着くんです。クリアなアイテムは好きですね。もう一つは前職のときに上司から頂いたペン。よく見かける４色ボールペン＋シャーペンなんですけど、当時を思い出すと身が引き締まります。書くと記憶に残りやすいですし。

「着たいものを着る」というスタンスですが、シルエットにはうるさくて、ゆったりめが好きです。あとはメガネ。お店で覚えてもらうためには特徴があったほうがいいと思って、前髪をずっとパッツンにしてまして。併せてメガネもこだわるようになりました。丸メガネやクリアフレームなど、印象に残るデザインを選んでます。

ユニオンゲートグループは、自ら手を挙げて意見を言える空気があり、その意見を取り入れてもらいやすい会社。目標を持って行動を起こしたい、何か達成したい、自分の行動範囲を広げたいという方にマッチしていると思います。

中途入社のスタッフが全体の8割以上ととても多いので、知識、技術、仕事の進め方など、みんなが培ってきたものを吸収することができます。それぞれの良い部分から学べることも大きな魅力です。